白昼夢

長い夢であってほしい

記憶の中で

腕から伝う血を見ながら、いつになったら良くなるんだろうと考える。

 

3年後には忘れているかもしれないし、はたまた20年経ってもこうしているかもしれない。

 

来年ですら生きているのか死んでいるのかわからないのに、彼氏との未来をぼんやりと描く自分をみて「でもきっと大丈夫だろう」とどこかで確信している。