白昼夢

長い夢であってほしい

夢の中で

昔から夢をよく見る。 学生時代の夢 同級生とわいわい遊んでる夢 そこには普通の、ただ普通の生活が映し出される。 失った青春を夢の中で得ていた 普通が難しくなってから、今を生きるためだけに精一杯駆け抜けた、息をするのも忘れるほどに忙しく走り抜けた…

波にのまれて

朝5時半、やるせなさと消えたい気持ちを抱えバシバシとフロントが凍った車に乗り込む。 車で走ってるうちにそのまま風に溶けてなくならないか、なんて考えながら高速を走らせ海へ向かった。 2時間後には、消えることもなく海に着いてしまった。 昔学校の先生…

昔のことをふと思い出した。 小学生に入学し、児童館でたくさんの友達ができた。 先輩にものすごく可愛がられてた私は、可愛い可愛いと撫でられ密室に連れ込まれては服を脱がされキスをさせられるなど、「お嫁さんごっこ」に毎日付き合っていた。 あれが異常…

記憶の中で

腕から伝う血を見ながら、いつになったら良くなるんだろうと考える。 3年後には忘れているかもしれないし、はたまた20年経ってもこうしているかもしれない。 来年ですら生きているのか死んでいるのかわからないのに、彼氏との未来をぼんやりと描く自分をみて…